とりあえず手順さえ守っておけばだいたい失敗しないPPMS。
それはそれは大変すごい(お高い)装置である。
これでうまく測れない人はよっぽどの機械音痴である。
四端子法でホール素子の電気抵抗の磁場依存性を調べた際に、
- ある領域が定電流で測れていない。
そんなんじゃ校正にならないぢゃないか、という指摘を受け、理由を考えてみた。
シーケンスファイルを見てもどれがどのパラメータか、単位がどうかわからぬ。
と思っていたら、設定画面の写真を撮っていた。
データから考えると、10Tを超えたあたりで95 mVのリミットに当たったみたいだ。
測定の際のcurrent limitをもーちょっと低くしておくべきだった。
50μAだと、1.9kΩで95mVになる(ほかの細かい抵抗が無視できるとして)。
ん、でも、よく考えたら電流も記録されているし、抵抗も測れているし、目的は達成できているということなのか。
ホール素子で磁場を読むときに定電流にするのは、電圧から簡単に変換するためだし。