オノゴロ物語に登場するコセ・ハルの衣装をVRoid用に作ってみた。
一枚テクスチャでもよかったんだけど、重ね着して帯とかに立体感を出してみた。
作ったのは衣装だけで、着させているのは自分用モデル。
参考にどんな構造になっているかのメモと、末尾にVRoidファイル置いておく。
VRoidは透過部品が多いからVRChatに直接は持っていけないと思うけれど。
ハルさん is 誰
Quest2でプレイできるオノゴロ物語。
Last Labyrinthと同じあまたの高橋さんの開発で、謎解き(パズル)ゲーム。
ゲームの性質上、検索するとネタバレか「ハルかわいい」しか情報が得られない。
この女の子(ハル)の衣装、模様が意外と複雑だったり帯まわりが凝っている。
VRoidStudioくらいしか使えないけど、衣装作ってみたら面白いかも、と思った。
資料集め
Meta Quest2だと、主観視点なら録画もスクショも撮れる。
なので実際にゲームをプレイしていろんな角度から覗き込む形になる。
オノゴロ物語のハルさんの衣装の意匠を調べようといろんなスクショを撮ってみたら、活き活きと反応してくれるゲームなので何か悪いことをしているような罪悪感が。 pic.twitter.com/064WBVBhwT
— くろ (@hokuhou_seiki) April 9, 2022
「…そろそろ先に進みませんか?」とか言われてしまう。
任意の角度から資料写真が撮れるから、こういうことをするときは便利。
方針
VRoidStudioで作成するので、形状の自由度は低い。
なので、テクスチャで作れる範囲を再現する。
腰回りのポーチはオミット。
眼帯も髪の毛で作れそうだったけどきれいにできないので今回は省略。
模様
ハルさんの衣装には独特の模様がある。
袖は一周4パターン、エリにも同じ模様4パターンのループがある。
どうも4要素あって、それが順に並んでいるみたい。
右袖はこれを反転したものが描かれている。
線は水平4段のどこかに引かれていて、「ト」みたいな部分だけ例外的に斜めの線。
きっと4文字の何か…例えば「オ ノ ゴ ロ」みたいな対応があるのだろう…
…と思ったら、特に意味はなかった(もう忘れた)とのこと。
これをうまく曲げながら襟に配置してやると以下のようになる。
実際は、全部乗せテクスチャで作ってしまうとつまらないので、結構分割している。
ロングコートハイネック(積層)
とりあえず、何を作るにもだいたいロングコートを使っておけば解決する。
使えるパラメーターが多いのと、キャラモデルの食い込みが少ないのがいいとこ。
以下のように、帯のあたりで積層している。
実際のVRoidStudioの画面は以下の通り。
実際のテクスチャは以下の通り。
黒ベルトのところに、方のハートリボンもあわせてのせている。
靴(+ズボン)
ブーツっぽい高めの靴は、ズボンと組み合わせて作っている。
靴(ワンピース)に合うように調節したズボンを二層使っている。
下のベルトの陰に継ぎ目が隠れている。
義手、義足
義手と義足は、形状までは変えられない都合上、見た目だけでごまかす。
Shadeで適当な3Dデータをレンダリングして作ったので、ちょっと手抜き。
再現度は低い。
VRoidファイル
需要があるかわからないけれど、以下にVRoid形式のファイルを置いておきます。
無いとは思いますが、
・原作のイメージを著しく損なうような使用
・商用利用
・その他トラブルの原因になりそうな使い方
はおやめください。
データの改変や他のモデルへの適用などはご自由にどうぞ。
該当ファイルは以下のリンク先(GoogleDrive)からダウンロードしてくださいませ。
ちなみにモデルはうちの子じゃなくて以下のマネキンさん。
VRoidファイルからエクスポートすることで、個別にテクスチャを取り出せます。
また、衣装をテンプレ登録することで簡単に他のモデルに着せてVRM出力できます。
君の再現したコセ・ハルに着せてあげよう!(他力本願)