タイトルはそのうち決める

艦これのおぼえがきとか実験装置とかLaTexのメモとか。

艦これの公式四コマのKindle版はいいんだけれど

AmazonKindleの漫画の話。

漫画や論文を読むのにAmazonのKindle Voyageを使っている。
端末自体はよくできているし、300dpiで十分である。

ただ、書籍データのほうに問題がある。
買ってみるとわかるのだが、品質がまちまちで、次を買うのを躊躇することがある。
多分出版社ごとの違いだと思う(確証はない)。

以下では、実機に表示した上で、実際に購入した2作品を比較する。

いわゆる艦これ公式4コマ「吹雪、頑張ります」


画像はAmazonの商品ページより。既刊10巻の表紙を並べると壮観。

解像度、適正。
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表示されている画素が満足に使われている。
ぼやけている部分も無い。

目次、専用に再構成済み(Kindle版の追加コンテンツも目次に記載)。
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「電子版オマケ」の項目が追加されている。

ページジャンプが、各話に設定されている。
自作の場合は、Adobe AcrobatとかTexでファイルをちゃんと作った場合に生成される。
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Kindle専用に追加されたコンテンツについて、ちゃんとリンクがある。
これがあると、任意の話数に1タップで移動できるので、便利さが違う。

コミック版では表紙にキャラクターたちが列をなして歩いている様子が描かれている。
これらのキャラクターの個別イラストが、Kindle版では追加で収録されている。
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ここには掲載しないが、表紙キャラクターをカードにしたイラストが収録されている。
それも表紙登場艦娘全員分。

 

大家さんは思春期


画像はAmazonの商品ページより。もうすぐ8巻も出る。

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一言で言うと、チエちゃんがかわいい。
ただそれだけである。

アニメ化もされたし、個人的には大変おすすめである。
漫画に釣られて秋刀魚の蒲焼とかを作ったりもした。
何を言っているかわからないと思うが、読めばわかる。

はじめは出張中の飛行機で読もうと思ってKindle版を購入した。
結局他人に貸して布教するためにコミックス版も平行して買っている。
自分のなかで「使う用」と「布教用」を実践している数少ない例。

ただし、これのKindle版はいまひとつ。
利点は「電子書籍である」というただそれだけ。

解像度がいまひとつで、振り仮名や細かい手書きの書込みも少しぼんやりとしている。

また、先の艦これ四コマとは異なり、ページジャンプは
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デフォルトの表紙と最後のページだけである。
とりあえず電子書籍で出している、という感じ。

 

この辺の具合がわからないので、買ったことが無い出版社のものは躊躇してしまう。
電子書籍でもちゃんと再構成されていると、紙と同じ値段でも当然満足する。
本来はコンテンツ自身の料金なので、媒体によらずある程度の値段なのは理解できる。
とはいえ、紙に劣る解像度、電子版の利点なしとなると、割高感は否めない。

Amazonに管理の権限が握られていたり問題はいろいろあるが、書籍の違いはこんな感じ。 

また、どちらにも含まれていない例として、カバー折り返し部分の作者コメント。
画像は収録されている場合もあるが、コメントはオミットされている。

端末の性能が十分でも、コンテンツの当たり外れが結構あって悲しいでち。
まぁなんだかんだ文句をつけつつ、どこでも1端末で読める利点は強いが。

 

艦これ四コマ同様、鎮守府目安箱のKindle版も、目次はあるし品質もいい。

 

この写真を撮っていて、手持ちのカメラのレンズひずみのひどさに気づいてしまった。