表題の通り、巷で
「Microsoft Office(Word)の数式エディタが消えた」
「この時期に消えたから死亡確定」
と言うような騒ぎになっているようなので、調べてみた。
概要
- Microsoft Officeに含まれる数式エディタが突然消滅と話題
- 消えたのは古い数式エディタ(オブジェクトで挿入する Equation Editor 3.0)
- 新しいエディタ(編集機能)は健在
- 古い数式エディタで作られたものも表示はされる
- 古いエディタを生かしておくとセキュリティリスク
と言うことみたい
リスクの告知
独立行政法人IPA(イソプロピルアルコールではない)が2017年11月末に説明している。
Microsoft 社が提供する、Microsoft Office 数式エディタは、Microsoft Office に付属するコンポーネントです。
Microsoft Office 数式エディタには、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。本脆弱性が悪用された場合、遠隔の第三者によって、リモートで任意のコードが実行される可能性があります。
本脆弱性の問題は、2017 年 11 月 15 日(日本時間)に公表された、Microsoft 製品に関する脆弱性の修正プログラムにより対策されていますが、本脆弱性の攻撃コードの公開および攻撃コードの悪用事例が確認されたため、修正プログラムを適用していない利用者は、対策済みのバージョンへのアップデートを至急実施してください。
コンセプトとかではなく、攻撃事例が既にあるとのこと。
アプデ前後で比較した
自動アップデートがONのままのPCでは、もう適用されているはずなので比較した。
適用前のPC
適用後のPC
そんなツールは居ない、と言われる。
(Officeのバージョン自体がずれているので表示がちょっと違うけれど)
このエラーメッセージどうにかならないのだろうか。
セキュリティリスクがあるためKB○○で削除したとか教えてあげればいいのに。
古い数式エディタで作っていても表示はできるけれど、編集は許されない。
ちなみに、新しいほうのエディタは問題なく使える。
個人的な感想
Texに移行して久しいからそんなにダメージは無い。
パワポのスライドで数式も登場するけれど、その際は打ち直せばいいくらいの量しか出てこない。
過去の卒論・修論から数式とか前座の部分だけ再利用している人は死ぬかも。
それも微妙な間違いとかがある場合に。
まぁそのくらいはちゃんとがんばろうと言うことか。
対応するアップデートと直し方
適当に検索して出てきた記事に書いてあった。
Windows10の自動アップデートを拒否するときはこの辺がんばったなぁ。
でも、実際の攻撃事例があるセキュリティリスクをわざわざ修復するのはちょっと。
いい機会だから新式のエディタに移るかTexるほうがいいとおもう。